今日で2021年も半分が終わったということで、今年の取り組みを振り返りつつ後半戦に向けて目標を見直そうと思い、振り返り記事を書き始めました。
2021年当初の目標
さて、いきなりですが、2021年1月1日に自分の中で設定していた今年の目標はこんな感じでした。
・自作ラズパイOSの開発
・CTF の Reversing 問解けるようになる
・AtCoder 水色になる
・HackTheBox ProHacker
・ブログまじめに更新する
・技術同人誌書く
・OSS コミット
・CISSP / PenTest+ 取得
・Azure 上位資格取得
・Rust と C をもうちょっと書けるようになる
達成したこと
この目標のうち、いくつか達成することができました。
まずは、「HackTheBox ProHacker」に無事到達しました。
他には「CTF の Reversing 問解けるようになる」については、目標が明確じゃないので難しいですが、WaniCTFやSeccon for Begginerなどの初心者向けCTFのRev問は全完できたので、達成としていいかなと思います。
あとは「OSSコミット」についても達成しました。
オープンソースのYARAリポジトリに何度かプルリクを送って、無事マージしてもらうことができました。
取り組み中のこと
次に取り組み中のことです。
「技術同人誌書く」については、7月の技術書典11に出展することになったので、鋭意執筆中です。
校正とかレビューとかはこれからですが、とりあえず100ページ弱のボリュームで書いているものがあるので、頒布にはこじつけられそうです。
また「ブログまじめに更新する」についても、月に数記事くらいのペースで書いているので、順調といってもいいかなと思います。
「AtCoder 水色になる」については、コンテストには参加しています。
5月には初めて水パフォも出すことができました。
ただ、未だ緑にも届いていない状態なので、道のりは長そうです。
「Rust と C をもうちょっと書けるようになる」については、Rustの本を読んだり、CTFや競プロでたまにCやC++を書いているので、取り組み中としておきます。
Rustは正直今は触らなくていいかなという気がしているので、しばらくはC++をメインに触っていこうと思ってます。
何もやってないこと
現時点では取り組んでいないことについても書いておきます。
「自作ラズパイOSの開発」とありますが、何もやってないです。
最近忙しくてみかんOS本とか組込みOS本とかを積んでしまっているので、年内にちゃんと消化したいです。
「CISSP / PenTest+ 取得」と「Azure 上位資格取得」についてもなんもやってないです。
資格勉強を全くやる気にならないのはなぜなんでしょう…。
今後の課題です。
新しく始めたこと/これからやろうと思っていること
目標としては上げていないものの、新しく始めたことや、これから始めようと思っていることもあります。
まず、今年新しく始めたこととしては、「WEBアプリケーション開発」です。
僕はプログラマではないのでこれまでは基本的に趣味のコードしか書いてこなかったのですが、今年はプロボノとしてサービス開発をしているNPOにジョインさせていただいたことで、たまにチーム開発みたいなこともするようになりました。
次に始めたことは「英語の勉強」です。
とはいえ、最近はサボり気味です。
色々将来を考えたときに、ビジネスコミュニケーションくらいはできないとなー、と思いつつ、いまいちモチベが湧かないので焦りだけがあります。
あとは今後始めて見ようかなと思っているのが、「CTF作問」と「動画配信」です。
「CTF作問」は、完全に自分の勉強用にやろうかと思ってます。作った問題とかを適当なサーバに配置して常設CTFっぽくしたら楽しいかなと思ってます。
「動画配信」は、VRモデリングとかに少し興味があるので、適当なアバターを作ってラフに動画配信をしてみようかなと思ってます。kurenaifさんリスペクト。
月ごとに取り組んだこと
さて、この半年間にやったことを雑に思い出しましたので記録しておきます。
1月
年初は結構自作OSに取り組んでました。
青い自作OS本の2周目が終わって、結構理解が深まったかなと思います。
あとはAtCoderで茶色になったのも1月でした。
この時は緑パフォ連発で機運が高まっていたので、「色変もすぐだ!」なんて思ってましたが、半年たってもまだ茶色にいます。頑張れ。
1月の後半は、螺旋本の解き直しもやってました。
一通りやり通したものの、まだ基礎が弱い感じなので要復習です。
2月
2月は競プロメインでやってました。
VRアバターを試しに作ってみたりもしてました。
2月の後半は競プロのペースを落として、HackTheBoxを再開しました。
というのも、アクティブなMediumレベルが解けるようになって、ProHackcerが見えてきたからだったと思います。
3月
2月から引き続き、競プロとHackTheBoxをメインでやってました。
ProHackerに到達したのもこのころ。
自作OSも3月はまだコツコツやっていたので、はりぼてOSの復習や改造をしたりもしてました。
WSL2 の Dokcer コンテナでビルドするはりぼて OSとかも公開しました。
4月
4月はpicoCTF2021に参加しました。
このころからCTFモチベがぶちあがってきたように思います。
picoCTFではARMのアセンブリ問題が勉強になったのでWriteUpも書きました。
あとは、脆弱性の調査と検証とかを丁寧にやり始めたのもこの時期です。
4月は、HeartBleedとBlueについて書きました。
Windowsのカーネルデバッグまじで大変だった…。
4月は、picoCTF以外にも、angstromCTFやhackpacCTF、heroCTFなどにも参加しました。
結構たくさん出ましたね。
Rev問を主にやってますが、全完できたCTFもあり、ちょっとずつレベルが上がっている実感があります。
5月
技術書典に思い切って申し込んでみたので、5月の半分くらいは執筆活動にリソースを割いていました。
5月は、WaniCTFやSeccon for Begginerにでましたが、どちらもRev問全完できたのでとても達成感がありました。
dctfとpwn2winにも参加しましたが、pwn2winはRev問解かせる気ない感じ(トップクラスのチームがいるのにSolverほぼ0)だったので早々にリタイアしました。
競プロに関しては、5月の頭にABC0完で-100レートをやらかして心が折れたのと、執筆活動とプロボノとCTFが忙しかったので3週間ほどサボっていました。
月末のコンテストでは、灰Diff早解きゲームでベストスコアである水パフォを初めて出すことができました。
2021年後半に向けて
2021年も相変わらずやりたいことがとっ散らかって、色々なことに手を出していました。
curiosity-drivenは今に始まったことではないので、今後もその時楽しいことに打ち込んでいければいいかなとは思ってます。
とはいえ、せっかくの振り返りなので目標の見直しはしていきたいと思います。
2021年後半は、特に次のことに注力していきたいなと思ってます。
・AtCoder 水色になる
・Rev/Crypto/Pwnを解けるようになる
・TOEIC受ける
・バグハンティング
競プロはもはや意地と悔しさだけで続けていて、なかなか伸び悩んでいるので、年内に水色はハードルが高いかもしれませんが、何とか頑張っていきたいと思っています。
CTFについては、これまではRev中心にやってきたものの、Cryptoやpwnにも手を出していきたいと思っています。
特にCryptoについては、数学や競プロの勉強にもなるらしいので、積極的に取り組んでいきたいです。
TOEICは、実は一度も本試験を受けたことがないので、とりあえず受験はしてみようと思っています。
勉強は…。やらねば。
バグハンティングは、今年の後半新たにチャレンジしていこうと思っています。
いきなり報奨金は難しいかもしれないですが、とりあえずCVEは取っていきたいですね。
というわけで、今年も残り半分になってしまいましたが、引き続き頑張っていこうと思います。